「人」と「技術」で社会貢献を目指す　日米電子株式会社

H-ⅡA 29号機の打ち上げ日程が、平成27年11月24日15時23分（日本標準時）に設定されました。（JAXA様ホームページより）

今回、日本のロケットとしては初めて民間企業から受注したカナダ・テレサット社の通信放送衛星「Telstar 12 VANTAGE」を搭載しています。今後の商業衛星の受注をにらんで今回のロケットには大きな技術改良を行った高度化仕様と言う打上となります。

高度化仕様とはH-IIAロケットの打ち上げ性能を向上させ、国際競争力を強化し、地上設備を簡素化することにより効率的なロケット運用を実現させる方法です。従来は数百キロ上空でロケットから切り離された衛星が自力で静止軌道（高度約36,000km）に移動していましたが、今回は衛星の負担が小さくなるよう、静止軌道に近い34,000kmまでロケットが衛星を運びます。
これにより衛星の燃料が節約でき、その重量分を観測センサの大型化につなげたり、衛星寿命向上のための燃料にあてることが期待されます。

高度化仕様での打ち上は初めてですが、成功するよう頑張ってきます。